バウホールの話

こんにちは、こよりです。
昨日の遠征はバウ遠征だったので、バウの話。

私が初めて宝塚バウホールの中に足を踏み入れたのは、2018年5月。水美舞斗さん主演の「セニョール・クルゼイロ」の観劇でした。
確か10列目だったと思います。バウは、7列目から段差が出来るので、7列目以降の方がいいとよく聞きますが、確かにとっても見やすかったです。でも、バウはどこで見てもめちゃくちゃ見やすい劇場だと思います。現に今回の観劇は5列目でしたが、見やすかったです。どこでもいいんだよ、席なんてよ!見られればさ!というくらいチケット取れないので、バウは別に席とかじゃなくて、取れたら行くくらいの勢いでいいと思います。

さて、バウホールは演出家にとっても、生徒にとっても若手の登竜門なわけですが、例えば私が見に行った、ゼイロはマイティにとってのバウ初主演作で、今回の龍の宮は作・演のさっしー先生にとってのデビュー作でした。
若手が主演をするということは、その他の出演者にも下級生が多いので、下級生の活躍が見られるのもいい所ですよね。
私は下級生の方が好きだったりするので、本公演ではその他大勢の下級生ちゃんたちが役を貰って必死に上級生や作品にしがみついている姿を見るのが大好きです。
若い演出の先生の作品を見られるのも魅力の一つ。最近は女性の先生も多くなってきていて、前時代的なタカラヅカのお芝居、セオリーが少しずつ変わっていくのをいち早く感じられるのがバウだと思います。ただ、やっぱり演出もまだまだ青臭くて、若々しい。まあ私よりもずっと年上の人達だけど。
そして、バウ公演は組ファン、出演者ファンが多数を占める客層だからこそ、拍手や手拍子の勢いがすごくて、役者たちの熱量と相まってあの空間にいる時間は特に非現実を感じるなあと思います。

劇場としての機能はかなり簡易的、というか、だいぶ最低限な気がします。あと、単純に古いので座席とか、そこそこガタが来ている気もします。トイレは行ったことがないので割愛。ただ、そんなに数が多いわけでもなさそうなので、出て大劇場のロビーの御手洗を拝借した方が良さそうな予感。客入れ客出しは大劇場に比べたらスムーズとは言い難いけど、あの規模のホールとしてはいい方なんじゃないかと。ただ、急いでる時は爆走しないとダメだと思います(ゼイロの時がそうだった)
舞台自体はちょうどいいサイズ感で、20~30人が所狭しと踊っている感じがすごく好きですね。あの規模なら研6~11くらいの若手の子が初主演でも頑張れば1人で舞台を埋められるので、そういうのも考えられてるのかな?
とにかくサイズ感がちょうどいい。あのくらいで、出演者20~30人なら初めて作演する演出家も出演者全員を動かしやすいし、イメージも作りやすいと思います。

数こなしてないので、こんなふわふわな感想だけど、バウ、楽しいんですよね。
どちらの公演も贔屓が出ていた訳ではないけど、主演者を含め出演者みんなが作品に対して物凄い熱量を込めて作っているのをヒシヒシと感じて、そう!これこれ!私が見たかったのこういうの!!!と思いながら見ることが出来るのが最大の魅力だと思います。

やっと書けた。観劇も現場もお茶会も全部終わったので、何回見たか、いくらくらい使ったか、やってみようと思います。