贔屓ってなんだろう。

おはようございます、こんにちは、こんばんは。挨拶多いなあ。
どうも、こよりです。
漢字なのか平仮名なのか忘れましたが、最近はもっぱら平仮名表記なので平仮名で。
元々この名前は、垢名に悩んでいた数年前に2chで、「娘にこよりって名前付けたんだが」というスレを読んで決めたので、平仮名が多分正解。
相変わらず長い前置きで。

さて、今日のお話は、贔屓ってなんだろう。というお話。

贔屓って、なんだろう。

私は元贔屓が2人いました。2人とももう辞めてしまったので、今現在、私に贔屓はおりません。
でも、好きな子、気になる子は結構いるし、下級生なんかだとホイホイ手紙を書くので、下級生の子にチケットを取ってもらったりはそこそこしています。
でも、贔屓ではないなあ…と思うのです。

じゃあ、贔屓ってなんだろう。
どこからが贔屓なんだろう。
定義がある訳では無い、自分の心だけで決まる物、だからこそ、難しい言葉です。贔屓という言葉は。

ただし、私の中で、明確な基準がひとつだけあります。
それは、会、ファンクラブに入った時です。

会に入ってしまうと、結構色々制限されますよね。やれ入り出待ちがどうだ、やれチケットがどうだ、と。
そうなると、必然的にその子を追うことしか出来なくなりますよね。資金的にも、他の子や他の組に使うお金があるなら、その子に費やしたいと思うでしょうから。

じゃあ、会がない下級生や娘役の場合はどうでしょう。
ここなんです。私が悩ましいのは。
明確な基準がないから、自分の心で贔屓じゃないなあと思ってしまえば、贔屓ではないんですよね。
ましてや、移り気の強い、浮気性の私にかかったら、贔屓?ごまんといるが何か?ということになりかねません。
まあ、実際問題そんな感じだったりします。
結構チケットは取ってもらっちゃってるし、お花代も入れてるし…。

贔屓って、なんだろうなあ。

定義が分からなくても、確実に言えるのは、贔屓の邪魔をしてはいけないということ。
今なら劇場内での会話や飲食などで、贔屓の印象を下げることはしてはいけないと思うし、ネットであーだこーだと周りを下げて贔屓を上げるようなことをしてはいけないと思うんです。
自分のせいで贔屓が悪く言われるようなことはしてはならん、とそう強く思うのです。

あと、これも思うのは、贔屓ならば、良いところ、悪いところ、全てを客観視した上で、受け入れる。ということ。
ファンだから盲目になってしまうのも分かります。けれど、それって果たして、本人にとって良い事なのでしょうか。
Aさんのファンは厄介者が多いから、私Aさん嫌い、とこうなってしまう危険性もあります。
贔屓にするならば、慎ましやかに、淑やかに、ファンも清く正しく美しくあらねばなりません。

一三翁はこう言っています。「もし、贔屓にして可愛がってくださるならば、物質的に金目の物をくださるよりは、精神的に指導していただきたい。~(中略)~私は、お友達の皆さん方のお力によって、日本にただ一つのこの不思議な学校の、奇跡のような発達と光栄を永久に維持したいと思います。どうか私の精神に御同情と御了解を得て、生徒を誤らないように可愛がってくださることを特にお願い申し上げます。」と。

私が言いたいこととは違うかもしれませんが、本質は同じだと思います。
贔屓にするならば、贔屓目で見るのではなく、あえて厳しい目を持ち、贔屓が宝塚歌劇団の生徒として相応しくあるように、ファンも努めねばならないとそう思います。

じゃあ、贔屓ってなんだろう。

誰にも解けない謎です。
いや、私が解けないだけかもしれません。

厳しい目を持ちつつ、成長には目ざとくなり、毎回の観劇を幸せなものとしてくれる存在、それが贔屓なのかもしれません。