声クラがヅカオタになって贔屓の退団を経験するまで

初めまして、こんにちは。

こよりと申します。

しがないヅカオタ兼フリーターをしています。

宝塚を気になり始めたのは花組の新源氏の頃、初観劇は雪組るろ剣、高1の春でした。

そんな時の話がしたくなったので、ただの自分語りです。圧倒的自己満。そして備忘録。数年後に懐かしくなった時に読むやつです。

 

通級指導教室で仲良くなった1つ年下の可愛らしい女の子に「こよりさん(ホントに呼ばれてる)、るろ剣当日券で見に行こうよ!」と誘われたので、始発でホイホイついて行きました。

そもそも宝塚を気になり始めたきっかけもその子が、今では「左後ろの人」かつ「黒髪の人」で有名な朝美絢氏を異様に推してきたことでなんという美人が宝塚という世界にはいるのか…!と驚きぜひ生で見たいと思うも、舞音の時は高校受験シーズン真っ只中(無事に落ちました)、行くこと叶わず、滑り止めというか、滑りに滑って通信制だったけど一応高校生になったゴールデンウィーク、まだバイトの初任給も出ていないのに連れていかれたるろうに剣心月組じゃなくて雪組だし!誰も知らね~!しかも原作も知らね~!と思いながら見た、るろ剣。余りにも感想が無さすぎるけど、「観柳やべ~!え、あの人カッコよすぎでは(フィナーレのだいもん)恵さん美人すぎでは?」

ハマった?と聞かれた気がするけど、多分その時にはハマってなくて、というか私はその当時アニオタ兼声クラ真っ只中で、2次元に恋をしていたのでいきなり3次元の男(役)にハマることもなく、ただ、凄かったなあ~という感想しか湧かなかった。あ、でも多分キャトルには行ったし、ちゃっかりだいもんとなぎさまとせしさまのスチールは買ってた気がする。記憶はないけど家にあるので、買ったんだと思います。

 

そんなふんわりした初観劇から1ヶ月もしないうちに、何故か私は礼真琴さんのお茶会に連れていかれていました。それも、公演を見ていないのに。見ていないから、公演の話聞いてもイマイチ分からなくて、隣にいる可愛い友人にちょこちょこ聞いていた気がします。確か、劇中に出てきていた空耳スピーカーって道具の話だったと思う。しかもこの日も、お茶会の前は普通にアニメのイベントに行っていた。今では大人気コンテンツ、スタミュの初めてのイベント。当時の推し、細谷佳正さんはあの日も全力の細谷節で会場を大爆笑に誘っていたのが懐かしいですね。ただ、生まれて初めてタカラジェンヌとハイタッチをするという経験をした私、舞い上がって宝塚ってすごい!楽しい!と盛り上がった。なんせ私がいたアニメ界隈、声優界隈は当時、毎週どこでも現場はあるが余りにも人気すぎてチケットが取れず、現場に行きたいという私の願いが届かない、なんならほそやんは中々現場に出てきてくれなかったので全然会えない。そんな私にとって年中無休で見目麗しいタカラジェンヌ達を生で見られるというのは魅力的で、そこからは少しずつ自力でチケットを入手してゆるゆると観劇し始めました。と言いつつも結局ヅカファンと声クラは1年くらい兼任していた気がします。

 

宝塚を知るきっかけになった朝美絢氏のことを生で見ることが叶ったのは8月。信長の公演ではほぼ女役だったあーさ、美人さんでした。そんなに感想が、無い。なんせ信長はかの有名な35点満点の大野くん(失礼)なので、公演を見た記憶はあってもストーリーへの感想とか、そういった類の物は全然ないです。妻木として亡くなったあと、最後のシーンで森蘭丸として出てくるあーさがとてもカッコよかったけど、蘭丸くん出てくる必要ある?とは今でも思います。なくない?意味ある?妻木ちゃんそこそこ出番あったよ?

そしてこの公演のあーさのお茶会に参加したんですけども、この回まで正餐形式で、テーブル写真もあったので、貴重な回に参加出来たと思います。あーさとの写真が手元にあるって非会員にしてはかなりレアなのでは?家宝です。

ちなみに私は気になるジェンヌさんのお茶会に行く時に結構Twitterを使うのですが、昨今お茶会詐欺も多いと聞きますので、皆さんはお気をつけください。

 

ただのヅカファンがヅカオタになったのは、グラホの頃だったかなと。初めて自分で申込書を貰ってお茶会に行ったのがその頃でした。といってもお茶飲み会だったけど。そこで出会ったかわいい女の子、と形容するのが良いのかは分からないけど、ビビッときた娘役さんがいました。

信長で新公初ヒロイン、アーサー王伝説では狂言回しのような可愛い魔法使いアリアンロッドちゃんを演じていた紫乃小雪ちゃん。

ちっちゃくて可愛くて、お歌が上手で、お芝居には心がこもっていて、踊りはそんなに得意じゃないのかもしれないけど、ロケットではいつも最上手か最下手にいて満点の笑顔で踊っていて、大人なナンバーではセクシーな表情もできる万能な娘役さん。そんでもって同期のことが大好きで、カルーセル輪舞曲で初めてエトワールをした同期の麗泉里ちゃんのことをべた褒めしていて、オーディションで泉里ちゃんが受かったということを知った時に自分の事じゃないのに泣いたと言っていたほど。

この子をずっと見ていたい!そう思ったのは初めてで、大好きになって、そう日は経っていなかった頃に一通の白い封筒が届きました。

とは言っても実はHPで先に見ていたので、ああ、本当なんだなと実感しただけ。いや、実感なんてしてなかったけど。こんなに早く別れの時が来るなんて思いもしなくて、辛くて、結構負の感情に苛まれたりもしました。

この公演はヅカオタって言えるくらい見たと思います。と、いっても当時は月に5万の稼ぎで見られるくらいしか見てなかったので、ムラと東宝と合わせてもぎりぎり2桁に乗るか乗らないかくらい。でも自分としては頑張りました。オタクなんて自己満なんだから自分で頑張ったって思ったらそれでいいんだよ。というか作品が通えるやつじゃなかったので、いや、コメディなのでまあ通えたけど、正直な話をするとイケコ1本立てトンデモコメディ、そこそこしんどいから!ていうかセリフないし!そりゃあイケコだから分かってたけど!分かってたけど、退団公演だとしても通うのは結構難儀だなと思いつつもそこそこ行きました。それまでの人生の中で1番同じ公演に行きました。

ファンの中では多分最年少で、お付の方にも覚えてもらって、同じファンの方にも可愛がってもらって、楽しく観劇もしたし、お茶飲み会、出待ち、フェアウェル等々参加して、無事に初めての贔屓を送り出しました。でも、ずっと泣いてて、小雪ちゃん本人に慰められたりもしました。「一生で流せる涙の量って決まってるんだよ!」って言われたのを今でも覚えてます。

 

物凄く寂しくて、そのあと半年宝塚見てなかったです。そのあとBADDYで復帰して、また新しい贔屓に出会って、また退団を見送ったのはまた別のお話。2年スパンで贔屓が退団していきます。恐ろしい。

 

私はどう頑張っても男役さんの応援はなんだかんだで出来なくて、多分これから先もずっと娘役さんが好きなんだろうし、正直自分が宝塚に入るとしたら~って妄想をヅカオタなら1回くらいすると思うんですけど、私は娘役で妄想することが多いです。だってあんなカッコイイ男役さんの隣にいることが出来るなんて、絶対に幸せだし、男役さんの隣にいる娘役さんって物凄い綺麗だから。

 

ただの備忘録なので、本当に、楽しかったなあって話。幸いなことに私が見送った2人とも、コメディ作品で退団してくれたので、劇中で泣くことはあんまりなくて、最後の最後まで楽しい!のまま応援出来たのが救いだったなと。

 

宝塚というジャンルには、ほかのジャンルにはあまりない「退団」があって、結構心はしんどいし、人事で一喜一憂するし、役がついてるついてないでもいちいち一喜一憂して、趣味の域を超えてるなと常々思ってるけど、それが楽しいので、いいんです。好きなので。

 

以上備忘録でした。年末になったらいくら使ったかのリストアップでもしようかな。あとは、観劇に持っていくものリストみたいなのもやりたい。ヅカオタブロガーになりたい(無理)